お中元にコーヒーを贈るというのは、昔からよくある慣習ですよね。
特に大手のコーヒーメーカーから出ているコーヒーセットは、お酒が飲めない肩が多い職場などでも重宝され、いわゆる無難なプレゼントとして人気です。
会社に勤めていると、しっかりした瓶にたっぷりのインスタントコーヒーが3本!!なんて、ギフトを受け取ったことがある方も多いのではないでしょうか。
でも最近は、コーヒーブームの高まりもあってインスタントコーヒーではもう満たされない…。自分はインスタントは飲まないから、他の方にも美味しいコーヒーをプレゼントしたいんだ!!そんな方も増えていませんか?
お中元やお歳暮など、ちょっとしたギフトのほか、友達のプレゼントやお礼などに使えるお洒落なコーヒーギフトをまとめました。コーヒーが好きだという方や、カフェによく行く方に、ぜひ贈ってみてくださいね!
Contents
コーヒーをプレゼントするなら知っておきたいコーヒー用語!
コーヒーブームが始まり、首都圏では素敵なコーヒースタンドが非常に増えてきました。そんな中、コーヒーに関する単語を耳にする方も多くいらっしゃいますよね。今更聞けない、最近よく聞くコーヒーの単語を簡単にまとめてみます。
スペャルティーコーヒー
簡単に言うと「消費者が美味しいと感じる高品質なコーヒー」と言ってしまって良いかもしれません。実は世界的に明確な基準はなく、各国や各団体に委ねられているのが現状です。コーヒーは流通する過程で、品質が4つに分類されます。大量流通で低評価、低価格のものは「ローグレードコーヒー」などと呼ばれ、その高峰に位置するのがスペシャルティーコーヒーです。
例えば、コーヒーにこだわったカフェなどに行くと、コーヒーと一緒にコーヒーの情報が書かれたカードをもらうことがありますね。そこには産地・生産エリアの他、農園名や精製方法、豆の品種まで書かれていることがあります。
このように生産過程が明確で、高い評価を受けた豆がスペシャルティーコーヒーと呼ばれています。価格帯も高いですが、味が華やかで深みがあるものが多く、流通量が最も少ないコーヒーと言われています。
シングルオリジン
直訳は「単一生産地」と言うことで、スペシャルティコーヒーのようにコーヒーの品質に関して保証するものではありません。
誰かが品評して評価されたものではありませんが、1つの生産エリアや農園で栽培され、品種、製法などを細かく指定できる豆であるため、指導者の意向が色濃く反映されます。結果として、美味しいコーヒー豆が収穫できるのかもしれませんね。
高品質の豆でも、品質を安定させるために条件が違う別の農園の豆を混ぜるということが行われていましたが、シングルオリジンは生産者が特定されている為、個性ある味わいを楽しむことができます。
サードウェーブコーヒー
2010年頃から話題になっているサードウェーブコーヒー。これはコーヒーの「トレンド」のことで、とにかく大量生産・消費されたファーストウェーブ、シアトル系チェーンが流行したセカンドウェーブに続くアメリカの流行のことです。
コーヒーは基本的にブラジルやエチオピアなどの熱帯地域の農園で作られています。多くの農園が貧しく、過酷な環境による労働や、とにかく低価格で大量にコーヒー豆を購入する仕入れ業者が多かったのも事実です。
しかし、2010年代に入り、金融危機など様々な変化と共に、人々の意識は「暮らしを楽しもう」というフェーズに入ります。コーヒーも安かろう悪かろうではなく、もっと長く継続するもの(サスティナビリティ)を重視するようになりました。
農場を明記し、コーヒーに関わる全ての過程を明確になり、一杯が500円、600円のドリップコーヒーも出回るようになりました。少々高くても本当に美味しいものを飲む。誰かが押しつぶされた過程があるものは購入しない。コーヒー界では、それが最近の流行になっています。
コーヒーをプレゼントしたくなる!もっと楽しむ方法!
①食べ合わせを研究してみる
スペシャルティーコーヒーの影響で、様々な味わいを持つコーヒーが簡単に楽しめるようになってきました。例えばオレンジのような風味や、ジャスミンのようなフレーバーなど、コーヒー自体の味も変化しています。
単に苦いコーヒーには甘いケーキが合うといった考え方ではなく、ナッツやチーズ、フルーツ、和菓子など、コーヒーによって食べ合わせを変えてみるのもとっても楽しいですね。
コーヒーの微妙な味の違いは、素材の味を味わう練習をしていくと、ちゃんとわかるようになるんだとか。ドライフルーツやハーブなど、自由に楽しんでみて欲しいですね。
②飲み方を変えてみる
家でコーヒーを飲む場合は、ほとんどの方はドリップで淹れるでしょうか。他にもエスプレッソマシンを持っている方はラテにしたり、エスプレッソと炭酸を混ぜて作るトニックコーヒーも楽しいですね。
淹れ方や抽出時間でコーヒーの味はまた変化します。コーヒーを入れる器具によっても、異なりますね。牛乳を入れたり、豆乳を入れたり、アーモンドミルクを入れたり、様々なアレンジをしてみても良いと思います。
正しさはありませんので、元のコーヒーを一番美味しく述べる方法を、プレゼントする方には探ってもらいたいですね。
プレゼントにぴったり!お洒落なコーヒー9選
猿田彦珈琲
ROKUMEI COFFEE
IFNi Roasting & co.
INIC COFFEE
ブルーボトルコーヒー
kurasu
kurasu kyotoの名で知っている方も多いのかもしれません。インスタグラムも人気ですよね。日本人の夫婦が、シドニーでコーヒーカルチャーと出会いコーヒー用具専門店として発足したブランドです。スペシャルティーコーヒーを扱っていますが、コーヒーだけではなく、その名の通りライフスタイルが変わっていくような感覚を持っています。大切なあの人や、おしゃれに敏感なあの方にプレゼントして欲しいですね。
プシプシーナ珈琲
すみだ珈琲
コーヒーチケット
カフェ・コーヒー好きの方に絶対に喜ばれるのが、コーヒーの体験ギフトです。SOW EXPERIENCEという会社から販売されている、超有名ロースター6店からお好きなコーヒーを取り寄せることができる「サービス」です。贈り手はコーヒーギフトを贈るだけ。貰い手がお好きなコーヒーを選び、家に取り寄せることができるというもの。何と言っても、掲載されているロースターがすごい!!フグレンやオニバス、ライトアップコーヒーなど、東京のカフェ巡りが好きな方なら外すことのできない最高のコーヒーショップばかりなんです。取り寄せたコーヒーに合わせて、一番美味しい淹れ方も紹介してくれますのでこれはもうコーヒーギフトというよりも、コーヒーカルチャーギフトと言えるのかもしれません。価格は4000円前後で、幸せと安らぎ、美味しさを届けることができます。大切な方へ「大好きなあのお店のコーヒー」をプレゼントしませんか?
コーヒーをプレゼントすることは幸せをプレゼントすること
なぜこれほどまでに、コーヒーブームは拡大したのでしょうか?
最近はコーヒーを飲めない方でも楽しめるコーヒーがたくさんあります。また、コーヒー自体の概念も変わってきているかもしれませんね。昔は苦くて濃いものでしたが、今は本当に軽くて紅茶のようなコーヒーがたくさん販売されています。
思わず懲りたくなる、奥の深さも魅力の1つかもしれませんね。コーヒーは、ライフスタイルそのものという考え方もあります。
朝起きてゆっくりコーヒーが飲める生活や、忙しくてもお昼に美味しいコーヒーを飲んで一息つく生活、いつも身近で心を休めてくれるものなのかもしれませんね。
そんなコーヒーを贈るということは、幸せをプレゼントするということかもしれません(こじつけ?)。なんにせよ、コーヒー好きは毎日消費する量もすごいですからね、プレゼントされて辛いなんてことはないはずです。
ぜひこだわりの一杯をプレゼントしてみてくださいね。